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光造形をはじめよう 準備編

3Dプリンター 店長ブログ

光造形をはじめよう 準備編

3Dプリンターというものが、ここ10年くらいで割と世の中には浸透してきたように思える今日この頃です。 3Dプリンターといえば、FDMのイメージが強いですが、 近年はチョコレートだったり、コンクリートだったり、様々な業界での活用が話題となっております。 私たちはFDMプリンターの他に、光造形(SLA)プリンターを使っています。 本日は、光造形プリンターを始めるにあたって、まず初心者がやるべきことを 重点的にお話したいと思います。 光造形プリンタとは 必要な道具 設備環境 レジン材料 機械本体については、機種によって仕様が異なりますので今回はふれておりません。 光造形プリンタとは FDM(熱溶解積層法)は、糸状のフィラメント樹脂を溶かしますが、SLA光造形方式というのは、レジンと呼ばれるUV硬化性樹脂の液体を使います。 液体をプールの中に注ぎますので、造形するプラットフォームは図のように 上から吊るような状態で、上下しながら、1層ずつ紫外線で固めていきます。   造形物がぶら下がっている様子がこちらです。 必要に応じて、サポートも立たせています!    光造形とFDMはよく比較されますが、それぞれ使い方も用途も変わってくるでしょうから、一概には比較できません。 光造形を使うメリットデメリットを上げておきます。 メリット 繊細な造形ができる(積層のあとがほとんどない) 造形物の高さに応じてプリント時間は影響するが、横並びに小さなものを大量に配置すれば、時間短縮になる サポートが、取り外しやすい デメリット 材料の膨張などにより、寸法の精密度は落ちる 液体の取り扱いが面倒 造形後に洗浄する必要がある 実際、かなり造形の幅が増えますので、デメリットを考慮しても、とてもオススメなのですが、FDMと比較してどうか、、というより、FDMと併用するといい!というのが筆者の結論です・・・。 アルコール洗浄をしたり、水道水を使ったりするので、快適な作業場所をつくることが、まず条件かもしれませんね。  では実際に利用するために必要なものを見ていきましょう 必用な道具 ざっと見るとこんな感じです   トレー(バット)  大きい桶 タッパー 漏斗 ビーカー   アルコール系洗浄液 ストレーナー キムワイプ 手袋(薬品に強いニトリル) 安全対策(眼鏡・マスク・エプロン) 多くのものが100円ショップで手に入ります 100円ショップ(ダイソー) モノタロウやAmazonにて トレー  造形後に置いたり、洗浄した道具やバットなどを置いたり。 プラットフォームの大きさを測って 購入するとよいでしょう。 ステンレス製のバットも100円であったので良いと思います おおきい桶(タッパー) 300円だとおおきなタッパーがあります。 道具いれや、洗浄バケツのかわりにもなります。2つくらいあるといいです。 小さい洗浄用タッパー 洗浄は2,3回にわけますので、 造形物の大きさによって、たくさん買いわけましょう。 漏斗 余った液をボトルに戻します ステンレスのものがあれば、そちらのほうが洗いやすかったです ビーカー 余った液を、ボトルに注ぐときに使ったり、なにかと便利です アルコール洗浄液   通常のレジンはアルコール洗浄をします。IPA(イソプロピルアルコール)がよく利用されていますが、引火性、揮発性が高く危険ですので、初心者には少々高くても、無水エタノールをお勧めします ストレーナー キムワイプ (キッチンタオルでも) 手袋 (薬品に強いニトリル) 100円でもありますが、破れやすいので気を付けましょう 安全対策(眼鏡・マスク・エプロン) 家になければ、以下も用意したほうがいいです ピンセット(小さな造形物を挟みます) ニッパー(サポートを切ります) スクレーパー(プリンタに付属してることもある) アルミ・ラップ(掃除がラクになる) UVライト(速く硬化したい時)  準備は大変ですがプリンターが届くまでに、用意しておくと良いでしょう。  設備環境 次に作業環境です。 レジン液は、においもあります。アルコール洗浄することも考慮して、換気のよい部屋を選らんでください。 造形後すぐにプラットフォームから離脱して、洗浄しますので、 作業スペースも必要です アルコールを使いますので、火やたばこがある場所、静電気のおこりやすい場所では絶対に使用しないこと。 またレジンに触れてしまうと、強いアレルギーを起こす可能性があります。 大人ももちろん、子どもが絶対に手の届かない場所で管理しましょう。   レジン材料 レジンには、様々な種類や色があります。 通常のUVレジン Washableレジン(水で洗浄できる) ゴムライクレジン その他医療用など、様々です。 d.fabでは、近日Washableレジンを販売予定していますので、またの機会に ご紹介したいと思います! レジンには適正温度がありますので、冬場温度が低くなってきたら、使う前に40度くらいのぬるま湯にボトルをひたして、温めましょう。 使用前には、レジンボトルは、よく振ってから使いましょう。...

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フィラメントを発売開始しました!

3Dプリンター 店長ブログ

フィラメントを発売開始しました!

3Dプリンター関連シリーズ発売スタート! この度dfabでは、オリジナル商品開発のひとつとして、 3Dプリンターグッズのシリーズ「MATELIO」ブランドを立ち上げました。 3Dプリンターは材料探しに苦労がつき物です。 これから3dプリンターを始める人が安心して使えるような材料を、できるだけお手頃なラインナップで、揃えていきたいと思います。 まずは第一弾としてフィラメントを出荷スタートします。 対応機種としては、一般的なFDM機種を想定しており、1.75mmとなっています。  まだ種類は少ないですが、徐々に色のバリエーションも増やせていければと思います。   PLA まず初心者にお勧めなのはPLA(ポリ乳酸)です。 コーンなどを原料にした植物由来の樹脂で、環境に優しい商品です。 糸引きが少なく、取り扱いやすいので、安心してお使いいただけます。 様々なプロトタイプ開発に適しています。 ↓商品ページはこちら↓  3Dプリンター1.75PLAフィラメント (1KG)   TPU   TPU(熱可塑性ポリウレタン)とはゴムのような弾性フィラメントです。 ゴムのように伸びる、というものではありませんが、柔軟に曲がり、元に戻る弾性があります。 スマホのカバーをオリジナルで開発したり、投げて遊ぶようなおもちゃにも向いています。  TPUには柔らかさの度合いが80A 90Aなどの数値で表記され、それによって、プリンターの設定もさまざま。印刷がむずかしい素材のひとつです。 dfabでは、やわらかすぎず、取り扱いしやすい92Aを取り扱っています。 ↓商品ページはこちら↓ TPU1kg TPU500g   3dプリンターでの創作活動を応援したい!  昨年dfabでは、出張ワークショップ等を通して、お客様とデジタルファブリケーションの楽しさを共有できる機会がありました。その中で、創作の楽しさを伝えても、材料や機械をどこで買えばいいのかわからず、スタートするハードルがネックになっていると感じました。実際に使っている私たち自身がお勧めできる商品のラインナップを今後も考えていきたいと思います。使い方やアイデアなど、技術的な発信もしていきたいと思いますので、どうぞ皆さまよろしくお願いいたします!

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レーザーカッターで自分だけのオリジナルスタンプを作ろう

レーザーカッター 店長ブログ

レーザーカッターで自分だけのオリジナルスタンプを作ろう

レーザーカッターを使用してあなただけのオリジナルスタンプを作ってみましょう。今すぐ近隣のレーザーカッターが使える場所をチェック!

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【Oculus Quest 2】皮膚が弱い方に『洗えるVRマスク』のススメ

VR 店長ブログ

【Oculus Quest 2】皮膚が弱い方に『洗えるVRマスク』のススメ

Oculus Quest 2を使用する時に皮膚の弱い方は、かぶれる前に予防することをおススメします。

Oculus公式でもアナウンスが出ていました。

VRマスクはいろんなメーカーから発売されているので、ご自分に合うものを使ってみましょう。

色々試したけど、サイズの合うVRマスクがない!というVRマスク難民の方は当店の『洗えるVRマスク』をおススメします。

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d.fabについてちょっとだけお話し

店長ブログ

d.fabについてちょっとだけお話し

d.fabを通じてDigital Fabricationの世界に一歩足を踏みいてれみましょう。

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